インフルエンザ感染予防 豆知識コラム

ワクチン不足!?インフルエンザ感染対策として私たちがすべきこととは?

2017年10月、私たちの健康を脅かす可能性がある、ある重大な事態が発生しました。

それは、インフルエンザのワクチン不足です。

ではなぜ、このような事態が発生したのでしょうか?

これに対して各メディアは、「ワクチン製造に使われるウィルス株の培養に失敗」という趣旨の報道をしました。
つまり、インフルエンザ予防のための予防接種を希望する方が増えたのではなく、単純に、ワクチン製造業者がワクチンの製造に失敗してしまったということですね。

とはいえ、インフルエンザはあらゆる経路で感染する可能性がある感染症ですので、私たちはまず、その感染経路を知り、正しく対処しなければなりません。

■インフルエンザには型がある!今季に注意が必要なのはこの型!



インフルエンザは、おおまかにA型、B型、C型に分類されていますが、C型の脅威はそれほど大きなものではなく、感染したとしても重篤症状を引き起こす心配はほぼないと考えられています。

問題は、A型とB型です。

これらのインフルエンザの種類はさらに細かく分類されていますが、2017~2018年にかけて流行するのではないか?と予測されているのは、A香港型(AH3型)です。

では、A香港型にはどのような経路をたどって感染するのでしょうか?

■A香港型インフルエンザの感染経路


インフルエンザは、以下のふたつの経路をたどって感染します。

・接触感染
インフルエンザに感染すると、咳やくしゃみといった風邪の初期症状のような症状が現れ、続いて高熱が出ます。 ところが、インフルエンザにはおよそ2~3日の潜伏期間があり、初期症状が現れる以前では、感染者本人も自分が感染したことに気づきません。
それによって、咳やくしゃみを抑えた手で不用意にあちらこちらを触り、それを触った第三者が感染…というように、どんどん被害が拡大します。

・飛沫感染
感染者の咳やくしゃみ、鼻水が空気中に飛散することによってインフルエンザウィルスも飛散し、それを吸い込んでしまった第三者が感染するパターンです。
特に小さなお子さんの場合では自分が病気に感染したという意識がありませんので、咳やくしゃみが出ていても手やハンカチで覆うことがなく、これによって二次感染、三次感染と、どんどん被害が拡大してしまう可能性が高まります。

■A香港型インフルエンザの特徴について

A型インフルエンザには、香港型とソ連型があり、どちらに感染したとしても以下のような症状が現れます。

・関節痛 ・全身の筋肉痛
・38℃以上の高熱
・悪感
・頭痛
・倦怠感



A型インフルエンザの初期症状では、軽い倦怠感や関節痛、咳、くしゃみなどの症状が現れますが、症状が悪化するにつれ、強い関節痛や全身の筋肉痛、高熱といった症状が現れます。

小さなお子さんはもちろんのことですが、免疫力が弱った高齢者の方や妊婦さんがインフルエンザに感染すると大変なことになります。

特に妊婦さんがインフルエンザに感染した場合では、お腹の赤ちゃんが双極性障害を発症するリスクが高まると考えられていますので、このような事態だけはなんとしてでも避けなくてはなりません。

このように、甘く考えていると大変なことになるのがインフルエンザですので、インフルエンザが流行し始める11月以降からは、ワクチンだけに頼るのではなく、ご自身で行える感染予防も心がけておかなくてはなりません。

■A香港型インフルエンザはワクチンを接種しても安心できない!?



インフルエンザの最も有効な予防対策は、ワクチンの接種を受けるということです。
ですが、ワクチンは万能ではありません。
 というのは、インフルエンザワクチンを受けたとしてもその感染率がゼロ%になるということはなく、ワクチンの有効率は健康な成人では70~90%、さらに年齢によって有効率は変動すると考えられているからです。

参考:http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/01/dl/s0115-8c.pdf

つまり、インフルエンザワクチンを受けてそれで安心してしまうのではなく、それ以外の部分でも、インフルエンザに感染しない予防対策を行っておく必要があるということです。

■A香港型インフルエンザから身を守るには?

インフルエンザから身を守るためには、外出先から帰宅した際に必ず手洗いとうがいを実践しましょう。

特に注意したいのは手洗いで、指先はきちんと洗えていても、手のひらのくぼみ部分を洗い残してしまう可能性があるということです。
この部分にインフルエンザウィルスが付着していると、家中にインフルエンザウィルスを撒き散らしてしまうことにもなりませんので、手洗いを行う際には、手のひらのくぼみ部分もしっかりと洗うように注意する必要があります。



また、ご家族に感染者が出てしまった場合には、ドアノブなどご家族全員が触れる可能性があるすべての場所を、アルコール除菌しておくなどの工夫を行うと良いでしょう。

そしてもうひとつ、インフルエンザ対策に有効なのはマスクの着用です。



最近では、インフルエンザだけではなく、PM2.5などの影響を受けてマスクを着用する方が増え、100円ショップなどに於いてもさまざまな種類のマスクが販売されています。

ただし、マスクはどのような種類でも良いというわけではなく、インフルエンザ対策として活用するのであれば、インフルエンザウィルスをきちんとブロックするタイプの製品を選ばなくてはなりません。

そのためには、抗ウィルス加工が施されている高品質なマスクを選ぶことが大切です。

また、意外と見落としがちなのがマスクのサイズです。
マスクを着用する方の顔の面積に対して小さすぎるマスクでは、耳が痛くなったり息苦しさを感じたりすることがあり、大きすぎた場合では、マスクと顔の間に隙間ができ、その部分からインフルエンザウィルスが侵入してしまうことが考えられます。

つまり、着用する方の顔のサイズに合ったマスクを選ぶことが重要であるということです。

特に小さなお子さんの場合ではマスク自体を嫌がることも考えられますので、ご家族がお子さんの顔のサイズに合ったマスクを選んであげることが、お子さんをマスク嫌いにしないための秘訣です。

いかなる場合でも大人の真似をしたがるのが子供ですので、ジャストサイズのマスクを選んであげれば、大人の真似をしている気分で喜んで着用してくれるはずです。

正しい知識と、適切な予防方法でインフルエンザウイルスからの感染を防ぎたいですね。



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